家族で祝うアメリカのサンクスギビングデー
アメリカに来て
はじめてのサンクスギビングデー!
みんな盛り上がってるけど、
何をする日なの??
サンクスギビングデーは、
秋の収穫を感謝する日。
アメリカに住む人たちにとっては
家族や友人と過ごす大事な日!
今日はこれを読むだけ、
サンクスギビングデーのことが
分かるようにまとめてみました♪
Thanksgiving Day とは?
アメリカで最も有名な祝日「サンクスギビングデー」
サンクスギビングデー(Thanksgiving Day)は、
秋の収穫を感謝する日で、感謝祭ともよばれます。
アメリカでは、毎年11月の第4木曜日が「サンクスギビングデー(Thanksgiving Day)」。
この日は、アメリカの数少ないナショナルホリデー(各国の法律で定められた祝日や休日)!
(ちなみに、アメリカのナショナルホリデーは、1年に10日しかありません。)
七面鳥(ターキー)やパンプキンパイなど、伝統的な料理で食卓を飾り、家族や友人、親しい人たちと過ごす日。
現代では、宗教的な意味合いは弱くなっており、大規模な食事会や大切な家族行事のひとつと位置付けられています。
この日は働いてはいけない!?
サンクスギビングデーは、基本、学校や仕事は、休みor半休になります。
この日の前後を休みとして、連休にしている人や会社も多いです。
スーパーなども、午前中は空いていても昼過ぎには閉まってしまうところが多いです。
そのため、サンクスギビング前の週末~前日までは、メニューを考えたり、大量の食糧や必要な道具などを購入したり、準備に大忙し!
もし、当日、買い物の予定がある場合は、営業時刻などをチェックしておくことをおすすめします。
アメリカ人の友人は、
アメリカでは、サンクスギビングは、
家族と一緒に過ごす大事な日。
国としても、この日は働いてはいけない、
働かせてはいけないって決められているよ!
と教えてくれました。
ただ、基本的にはなので、サンクスギビングデーであっても、世のため、人のために働いてくれている人たちもいます。ありがとうございます。
当日、あれを買い忘れた!
と思って、お店に行ったら
もう閉まっていた…
なんてことにならないように注意!
サンクスギビング=日本のお正月?
サンクスギビングは、日本にはない習慣ですが、
日本でいうお正月に近いイメージ。
日本では年末年始には、家族でおせちなどのごちそうを食べ、紅白や駅伝などのテレビを見て過ごすのが一般的ですよね。
サンクスギビングでは、家族でターキーなどのごちそうを食べ、アメリカンフットボールなどの試合をテレビで見て過ごすのが一般的なようです。
日本だと、お正月時期、元旦ですらお店を開けているところもありますが、「家族で過ごす日は、みんな仕事をしない」というアメリカ人の意識は、日本人にも必要な感覚かもしれませんね。
サンクスギビングデーの後は、買い物に全力投球!
サンクスギビングデーからクリスマスまでは、
ホリデーシーズンとも呼ばれ、アメリカ人が1年の中で、最も心が躍る季節ともいわれています。
クリスマスのグッズが売られはじめたり、セールが始まったりするのもこの頃からが多いです。
会社がお休みになっている人が多いので、この時期にお買い物を楽しむ人も多いです。
アメリカでは、祝日の前後にはセールをするお店が多いのですが、このサンクスギビングデーの前後は、「1年の中で、一番お得に買い物ができる」、「1年で最も買い物が行われる」ともいわれています。
特に、サンクスギビングデーの後は、翌日にブラックフライデー、翌月曜日にはサイバーマンデーとよばれる、お店の大セールがあります。(少し前からセールが始まっている店もあります)
このときに、クリスマスプレゼントを購入する人も多くいるそうです。
Thanksgiving Day の歴史
約400年前からスタート
アメリカのサンクスギビングデーは、1621年から始まったとされています。つまり、約400年前。
1620年に、北アメリカにヨーロッパから多くの移民がやってきました。
しかし、到着後、初めて迎える冬はとても厳しく、飢餓や病気で多くの人々が亡くなってしまいました。
翌年、もともとアメリカに住んでいたネイティブアメリカンは、移民たちへ、この土地での生き方を教えました。
コーンや様々な作物の育て方、果実などの採集の仕方、魚や狩りの仕方をはじめ、どうやったらこのアメリカで生きていけるのかを移民たちに教えたのです。
そして、その年の秋、移民たちは長い冬を乗り越えるのに十分な多くの収穫を得ることができました。
秋の収穫とネイティブアメリカンへの感謝
移民たちは、自分たちが生き延びるために必要な多くのことを教えてくれたネイティブアメリカンたちへ感謝を伝えるため、ごちそうをたくさん作って招待し、秋の収穫をお祝いしました。
その後も、そのお祝いは毎年行われるようになりました。
これが、たくさんのごちそうと一緒に秋の収穫を祝う感謝祭「サンクスギビングデー」の起源と言われています。
そして、現代のサンクスギビングデーでは、働くことをやめ、生きていることや健康、家族、食べ物、自由、様々なことへ感謝をし、おいしいごちそうを食べて、家族や友達と一緒に過ごす日となりました。
アメリカとカナダの違いって?他国は?
カナダのサンクスギビングデー
カナダも、アメリカと同じようにサンクスギビングデーをお祝いします。
日にちは、アメリカは11月の第4木曜日に行われるのに対し、カナダでは10月の第2月曜日に行われます。
カナダのサンクスギビングデーは、イギリスから渡ってきた移民が1578年に、ヨーロッパで行われていた伝統的な収穫祭(感謝祭)のスタイルを行ったのがはじめとされています。
そのため、作物の収穫時期に合わせて、日にちもアメリカとは違う10月となっているようです。
ごちそうは、メインは七面鳥(ターキー)、そして、付け合わせにソースやマッシュポテト、パイなど、食べるごちそうは似ているようです。(アメリカやカナダ、どちらも各家庭によってごちそうの中身は、多少異なります)
他の国にも収穫祭ってあるの?
古代ギリシア、ローマ、エジプトや中国などでも、1000年以上昔から、収穫や食べ物をお祝いする収穫祭が行われていました。
そして、収穫祭という名前のものはなくても、この秋の時期においしいごちそうやお酒を楽しむイベントが開催されている国もたくさんあります。
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